探偵に体力は必要ですか?
探偵にも体力は必要です。いざと言う時に体が動くよう、日頃からトレーニングしている探偵もいます。
探偵の調査に体力が求められる理由とは
探偵の調査には体力が必要な場面が多々あります。
例えば、相手がロードバイクで通勤している場合は25キロ~30キロのスピードで移動していく対象者を追っていきます。
またロードバイクは元々長距離移動するために作られているため、目的地まで30分以上かけて移動する事も珍しくはありません。
また最近の健康ブームから、ジョギングやウォーキングをする対象者もいます。
このように体力がなければ追えない状況というのは調査にはよくあるので、探偵も日頃から体力トレーニングを欠かさず行なわなければいけません。
体力が必要な調査
1.相手が勤務先まで全力疾走
夜更かしをして、遅刻ギリギリに目が覚めたことがある人も多いと思いますが、調査当日この状況に出くわすことがあります。
マンションから勢いよく出てきた対象者は駅まで全力疾走、
電車から降りたあとも勤務先まで全力疾走ということがありました。
調査員は普段から撮影するための調査機材を複数カバンの中に入れているので、そのおもりを抱えたまま全力疾走する相手を走って追いかけることになります。
相手が曲がり角を曲がったら、見失わないよう探偵は全速力で
ダッシュしなければいけないので相手以上に探偵の体力は奪われます。
対象者が勤務先から走って出てくることもありますが、そういう人に限ってかなり早いスピードで長距離を爆走していきます。
事前にわかっていれば自転車を用意することもできますが、突然そういう場面出くわした場合、調査が成功するかは探偵の体力次第です。
2.自転車に乗った浮気相手を走って尾行
依頼者の希望で、浮気相手と別れたあとは「浮気相手を尾行して、相手の家を判明させてほしい」ということは多くあります。
浮気相手が自宅の最寄り駅まで自転車で来ていた、ということはよくあるパターンですが、こうなると探偵は自転車に乗った浮気相手を走って追いかけなければいけません。
相手がかなりスピードを出す場合もあるので、そんなときは重い荷物をもう一人の調査員に預けて身軽になった探偵が最後まで追いきります。
それでも長時間走られた場合は途中で見失ってしまうこともありますが、付近を捜索して自転車が見つからなかった場合は同じ駐輪場に自転車を用意して次回のチャンスに備えます。
3.炎天下の中で長時間の張り込み
調査によっては全く動きのない調査もありますが、真夏の炎天下では動きがない状況のほうが、逆に体力は消耗します。
張り込み場所によっては、全く日陰がない状況もあり、帽子や日傘などは目立つため基本的には使用しません。
全く動きがなければ、探偵も張り込み場所から動けないので水分も奪われ、日焼け止めを塗っていないと夕方になる頃には真っ黒です。
相手を走って追いかけるのも大変ですが、長時間の張り込みは体力に加えて精神的にも強くなければいけません。