盗聴器の発見業務に必要な資格があります。

盗聴器の発見業務をするのに、どんな資格が必要ですか?
盗聴器の発見業務で必要となる資格には、電気工事士やアマチュア無線の免許資格があると便利な場合があります。

盗聴器の発見業務に必要な資格とは

盗聴器の発見業務をするのに、どんな資格が必要ですか?


盗聴器の発見には、様々な機材を使います。機材を使って盗聴器を見つけることができるのですが、業務によっては機材だけでなく技術も必要です。


盗聴器を発見できる機材がいくら揃っていても、その機材を使う者の技術力が無くては、高性能な機材は宝の持ち腐れになってしまいます


盗聴器の発見業務では、機材を使うため、または盗聴器の取り外しをするために、資格が必要となる場合があります。


盗聴発見業務であると便利な資格には、電気工事士やアマチュア無線の免許資格があります。


この2つの資格が盗聴器発見業務でどのように役立つのか解説します。


第二種電気工事士で出来る盗聴器発見業務


第二種電気工事士の資格を持っていれば、盗聴器発見業務でコンセント内部に仕掛けられた盗聴器の取り外しを行うことができます。


また、第二種電気工事士資格を持っていれば、一般住宅や小規模な店舗の電気設備を工事することもできます。


資格を持たない者が、電気設備を勝手にいじったり工事したりするのは違法行為となります。


コンセント内部に取り付けられた盗聴器を取り外す場合も、第二種電気工事士の資格を持つ調査員がいればその場で取り外し作業を行えます。


資格を持つ調査員がいない場合は、盗聴器を取り外すことができないため、外部の電気工務店などへ依頼をしてコンセント内部や電気配電盤の操作を行ってもらうことになります。


また、電気工事士の資格には第二種の他に第一種電気工事士の資格があります。


この2つの違いは、工事を担当できる範囲に違いがあり、第一種電気工事士の場合、大規模な工場やビルの電気設備の工事を担当できます。


そのため、工場施設やテナントの入ったビルでの盗聴器発見業務には第一種電気工事士の資格が必要となる場合があります。


当然ですが、第二種と第一種では、取得の難易度が違い、第一種の方が第二種よりも資格取得の難易度が高くなっています。


アマチュア無線技士で出来る盗聴器発見業務


アマチュア無線技士の資格を持っていれば、盗聴器に使われる無線のスペシャリストであることを依頼者に理解してもらいやすくなります。


実は、アマチュア無線技士の資格を持っていなくても、盗聴器発見業務は行えます。


盗聴器発見業務に使う機材では、広帯域受信機という機材をよく使います。この機材を使えば、盗聴器が発信している電波を傍受して、盗聴器が仕掛けられていないか調べることができます。


この広帯域受信機は、盗聴器から発信される電波を傍受するだけなら、資格は必要ありません


機材を使うのに資格は必要ないのですが、盗聴器に使われる電波についてよく理解しておく必要があります。


そこで、アマチュア無線技士の資格を持つ人は、資格取得のため無線電波について一定の知識を持っている証拠となります。


アマチュア無線技士の資格には、4級から1級の資格があります。


4級と3級なら、比較的取得の難易度は低く、無線の基本についてとその他の専門知識を身につけることを目的に資格試験を受験する方もいます。


盗聴器発見業務のために資格を取る理由


基本的に盗聴器発見業務で必ず必要な資格という物はありません。


ここでご紹介した電気工事士やアマチュア無線技士の資格も、必ず必要というわけではありません。


しかし、資格を持っていると、盗聴器発見業務で自分の出来る事が増え、職場での自分の役割が大きくなるだけでなく、依頼者からの信頼を得られやすいといった利点があります。


また、資格を取得するための勉強で、盗聴に関する知識やその他の関連する情報を多く知ることができるので、業務で役に立たないということはありません。


これから業界へ入ろうと考えている方は、資格の取得も考えてみてはいかがでしょうか。


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