探偵調査員に運転技術は必要ですか?
車の運転技術はある程度必要です。また、探偵の調査員だけに必要な運転技術もあります。
調査員に運転技術は必要ですか?
車両尾行をするにはやはりある程度の運転技術は必要です。
車体が大きいため、一度でも怪しまれたらその時点で調査失敗なので、運転は上手に越したことはありません。 「相手車両の動き」「信号の変わり目」「道路状況」「交通量」など同時に確認し、一瞬で判断しなければいけないので車両尾行は同時に複数の動作ができないといけません。
調査員のドライブテクニック
1.同じ車線を走らない
後ろに調査車両が走っていればバックミラーに映ってしまうので、
2斜線以上ある道路ではなるべく同じ車線は走りません。
右折or左折されても、不自然な車線変更にならないよう、
道路状況を見て相手の行動の先読みする力が必要です。
夜間では真後ろからライトを当てられるとまぶしいので、
このテクニックは夜間でも使えます。
2.同じ速度では走らない
基本的に多少距離を開けて尾行しますが、信号が黄色に変わる瞬間や道路状況によってアクセルを踏み込む瞬間があります。
車両尾行では「赤信号で引っかかった」「前の車両が黄色信号で停まったので1斜線のため進めなかった」とならないように注意しなければいけません。
高速道路の尾行でもスピードの緩急はつけるので、
踏み込んだときは相手のスピードより20キロは早い速度が出ています。
そのためスピード違反で捕まらないよう周りの警察にも気を配りながら
走行しなければいけません。
3.並走 or 追い抜いて対象者の視線を確認
対象車両の動きに違和感を感じたときは、
それが警戒による行動であるか瞬時に判断しなければいけません。
2車線以上ある道路では、あえて並走したり追い抜いてその瞬間の対象者の視線を確認します。
こちらの車両を少しでも見る素振りがあれば「警戒」、全く見る素振りがなければまだ尾行を続けて様子を見ます。
もし怪しまれていた場合はいち早く撤退しなければいけないので、
尾行をこのまま続けるかの判断も瞬時に行わなければなりません。
車両尾行ははじめは難しく感じるかもしれませんが、今はGPS発信機を使った調査ができるので以前よりは車両尾行もかなり楽になりました。
GPSの導入により無理な運転をしなくても、対象者に怪しまれることなく長時間の尾行ができるようになったので、運転にあまり自信がない人でもおそらく成功できるでしょう。
ただ中には車両に発信機がつけれない調査もあるので、発信機がなくても車両尾行が成功できるよう日々精進しなければいけません。