探偵が調査で着用する服装とは

探偵は調査するときどんな服装ですか?
探偵が調査で着る服装は、目立たない、周囲に溶け込む、調査の邪魔にならないなど、調査に適した服装を選びます。


探偵は調査場所によって、その日の服装をいつも変えています。

調査中は走ったり身を潜めたりすることもあるので、基本的には動きやすいカジュアルな服装ですが、TPOに合わせた適切な服装ができていれば、基本的に服装は自由です。

繁華街であればカジュアルな服装、オフィス街やシティホテルであればスーツ姿、田舎の山奥であれば作業員などできるだけその場所に溶け込む目立たない格好をしています。

テレビで見かける「ザ・探偵」を連想させるトレンチコートに帽子をかぶって煙草を吸うなんてことは、現実の探偵の世界ではありえません。

調査するときの服装の注意点


1.夜間の調査では暗い色の服を選ぶ


探偵は、夜間の調査では身を隠せるように基本的に「茶色・灰色・黒色」など暗い場所で目立たない服を着ます

逆に「白色・黄色」などは暗い場所でも見えやすいので、
夜間の調査では避けなければいけない色です。

人通りの少ない路地では、誰かがついてきている人影が見えただけでも怪しまれてしまうので、もし振り返られても気付かれない服装と距離で尾行をしています。

2.モノトーンのみの服装は避ける


「単色」や「白黒」のモノトーンファッションは意外と目立ってしまうので気をつけなければいけません。

夏の暑いときに無地の黒Tシャツと暗いパンツでは見るからに暑そうで逆に目を引きます。

普段はGパンやチノパンなどを履き、ストライプやチェック柄の服を着用することもあるので無地でなければいけないということもありません。

3.奇抜なファッションをしない


大きいサイズの服を着る、サングラスをする、キャップを後ろ向きでかぶる、チェーンやファスナーのついた服を着るなど街で見かけると目を引く奇抜なファッションはいけません。

もしカジュアルな服がなければ、ユニクロなどのファストファッション店で調査用の服を購入したほうが良いでしょう。

4.足音が鳴らないスニーカーをはく


調査中に使用する靴は、シンプルなデザイン・配色で、コツコツと足音が鳴らないスニーカーを履いています。

夜間の静まり返った路地では、少しの足音で振り返られることもあるので細心の注意が必要です。

調査中は急に走ったりすることもあるので、足音が大きい革靴は絶対に履きませんが、シャツやジャケットスタイルで調査をする場合は、革靴のように見えるスニーカーを着用すれば問題はありません。

調査場所によって服装を変えると同時に、長時間の張り込みする場合はその場所に合わせた小物も活用することもあります。

例えば、公園に何もせずに座っているだけでは不審者になりますが、本を手に持っているだけで何時間でも自然に張り込みをすることができます

ただ服装を変えるのではなく、そこのいる人物を想像して、いかに演じながら調査ができるかということが一番重要なことです。


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